遺言– tag –
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相続全般
心配のない相続と心配な相続
相続において本当に重要となる「タイミング」の問題 ― 放置されがちな相続と、将来のリスク ― 相続についてご相談を受ける中で、常々感じることの一つが、「相続手続きをいつ行うか」というタイミングの問題です。 相続が開始すると、相続税が発生する場合... -
遺言書
遺言で遺体の処理を決められますか
遺言による遺体処理方法の指定と法的効力 遺言書において、自身の遺体や遺骨の処理方法(埋葬、火葬、散骨等)を指定することは可能です。しかしながら、これらの事項は民法上の「遺言事項」には該当せず、法的な拘束力は認められていません。 民法が定め... -
遺言書
遺言書が無効とならないように・・・
自筆証書遺言と検認手続 ― 現行制度を踏まえた注意点と実務上の対応 ― 自筆証書遺言は、遺言者の死亡後、家庭裁判所において「検認」の手続きを受ける必要があります(民法第1004条)。検認とは、遺言書の存在およびその形状、日付、署名、加除訂正の状況... -
相続登記・遺産分割
農地は遺産分割できますか
農地の相続と遺産分割における実務上の留意点 農地も土地という「財産」である以上、他の不動産と同様に相続財産となり、遺産分割の対象になります。 そして、通常の農地売買や贈与と異なり、相続または遺産分割による農地の所有権移転については、農地法... -
相続基礎知識
4 贈与について
1) 贈与について 1. 贈与の基本 贈与とは、財産の所有者が特定の者に対して生前に財産を無償で譲渡する契約であり(民法第549条)、贈与者と受贈者の双方の承諾が必要です(民法第550条)。 贈与には税務上の注意点もあります。現行の贈与税法では、年間11... -
相続基礎知識
3 遺言
3. 遺言 1) 遺言とは 遺言とは、私有財産制度の下で、被相続人(財産所有者)が自身の財産の処分に関して自由な意思表示を行い、その意思を死亡後に実現させるための制度です。遺言によって、円満で争いの少ない相続を実現することを目的とし、財産の整理... -
相続全般
遺言書を書くように親に話しているのですが、書いてくれません。どうしたら宜しいでしょうか?
親が遺言書を書いてくれない場合の考え方と法的限界 「遺言書を書いてほしいと親に話しているのですが、なかなか書いてくれません。どうしたらよいでしょうか。」 これは、相続相談の現場で非常に多く寄せられる質問の一つです。 中には、遺言書の作成を勧... -
相続全般
特別受益は相続が始まると、相続財産とみなされるのでしょうか?また、「特別受益の持ち戻し」の方法があると聞きました
特別受益とは何か【法的根拠と実務上の注意点】 特別受益とは、共同相続人のうちの一部の者が、被相続人の生前に、婚姻、養子縁組、生計の資本として特別の利益を受けていた場合をいいます(民法第903条第1項)。 典型例としては、次のようなものが挙げら... -
相続全般
私が死んだら、ペットのシロを、誰かに面倒見てもらいたい、どうすればいい?
ペットの世話を託す相続・生前対策の法的手法と実務上の課題 高齢化の進展に伴い、「自分が亡くなった後、ペットの世話を誰に託すか」という相談は、近年特に増えています。 ペットは法律上「物」として扱われるため、自ら相続人になることはできません。... -
遺言書
ペットの世話をしてもらう代わりに、負担付遺贈をしたのに、ペットの世話を怠ったりしたら、それが不安なのですが。
遺言によるペットの世話の指定と法的構成 ― 現行法に基づく実務上のポイント ― 遺言書では、財産の処分だけでなく、自身の死亡後にペットの世話を誰に任せるかといった事項を定めることが可能です。 もっとも、ペットは法律上「物」として扱われるため、ペ... -
遺言書
子供たちは立派に独立しているので、私の財産の一部は、盲導犬協会に寄付したいのですが。
遺言による寄付(遺贈)について 自分の死後に、自治体や公益法人、NPO法人などの団体へ財産を寄付することは、法律上「遺贈」に該当します(民法964条)。 遺贈を確実に実現するためには、遺言書の中に、寄付先となる団体を特定し、どの財産を遺贈するの... -
相続全般
相続人が居ない方の相続が発生した場合、どうなりますか?
相続人がいない場合と、内縁のパートナーが費用を回収する方法 たとえば、被相続人と**内縁関係(法律上の婚姻関係はない)**にあったパートナーが、長期間にわたり療養看護を行い、さらに葬儀費用や入院費等を自己負担した場合、その費用を回収する方法は... -
相続登記・遺産分割
特定の相続人へ財産が相続されないようにするには
特定の相続人に対して、一切の財産を相続させないということは、日本の相続制度においては、原則として容易ではありません。 その理由は、民法に定められた**「遺留分制度」**の存在にあります。 遺留分とは、一定の相続人(配偶者・子・直系尊属)に対し... -
相続登記・遺産分割
亡くなる前に、友人から自分のお金を自分の子供へ全て渡して欲しいと言って、通帳を預かりました
結論から申し上げると、通帳をお子様に渡すこと自体は直ちに違法とはなりませんが、通帳に記載された預金が当然にそのお子様のものになるわけではありません。 1.通帳の交付=預金の贈与ではありません 預金債権は、民法上「指名債権」にあたり、通帳と... -
遺言書
遺言書の検認と公正証書遺言
自筆証書遺言と検認手続について 自筆証書遺言は、原則として家庭裁判所における「検認」手続が必要です(民法1004条)。 検認は、遺言者の最後の住所地を管轄する家庭裁判所で行われます。ここでは、検認に関する注意点と、検認が不要な公正証書遺言につ... -
遺言書
遺言書の無効と取消について
遺言書が無効になる場合について 「遺言書が無効になることはあるのでしょうか」という質問を受けることがあります。結論から申し上げると、遺言書が無効と判断される場合は、実際に存在します。 遺言が無効となる主なケースは、次のとおりです。 ① 民法の... -
遺言書
遺言書に遺言執行者の選任が必要?
遺言執行者とは 遺言執行者とは、遺言者の死亡後、遺言の内容を実現するために必要な手続や行為を行う者をいいます(民法1006条)。 遺言執行者は、相続人の代理人という立場ではなく、遺言の実現という目的のために、法律上独立した地位を有する存在です...
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